天文部ってどんなところ?
天文部を題材にしたアニメや漫画に憧れて、天文サークルに入部しようかと思ったあなたへ。
高校と大学で活動内容は全然違います!!
実際の天文部では、どういうことをしているか説明したいと思います。
1.昼間の活動はほどんどない
太陽の黒点を観察する機器がある学校なら、やっているところもありますが、ないところが多いです。
部室に集まっておしゃべりすることが多いです。
2.天体観測
【高校の天文部】
夜間に活動する際、毎回、親権者の許可がいります。合宿などで泊まりがけもあることもありますが、学校の校内で活動することがほとんどです。
【大学の天文部】
親の許可は入りません。
大学構内で熱心に観測しているところは、終電まで残ってしているクラブもあるそうです。
星がよく見えるスポットで活動する際はレンタカーを借りて行くので、費用がかかります。
借りる車と、ガソリン代によって費用はまちまちですが、1回の観測につき1500円〜3000円かかります。泊まりがけでやるのがほとんどです。
3.男女比
【高校の天文部】
高校によって男女比は違うところもあるので一概には言えませんが、男性が大半を占めます。
【大学の天文部】
共学の場合、男女比は4:1ぐらいが妥当です。
宙ガールはブームが去ってしまい減少傾向があるみたいです。
4.文化祭
高校と大学では、あまり大差はないと思いますが、出し物はプラネタリウムが多いです。実演する人は解説内容を20〜30分ぐらい覚えないといけないので大変です。星の写真の展示のみの場合は、ゆっくり他の部活も回れると思います。
【高校の天文部】
活発な天文部では、天体観測の研究データの展示などもあるので、文化祭がある秋にかけては忙しい印象です。
【大学の天文部】
ちなみに出し物のプラネタリウムは手作りのところが多いです。
展示物は天体写真や星景写真など豪華です。カメラを持っている人が多い部活ほど展示の数は多いです。
5.どういう人が多い?
〜天文の好きなジャンルについて〜
高校と大学では違いがあるので、紹介したいと思います。
【高校の天文部】
宇宙や天文学に興味を持っている人が多いです。中には、将来は、天文学者になりたい人もいると思います。
天文部がある高校は、地学の資格を持った先生がいるところが多く、文化部だけど熱血な顧問の先生の場合があります。
そういうところは、天文部で有名だよねと噂になることもあります。
活動的な部では、顧問の先生や部員が運営するHPやTwitterなどがあったりします。
【大学の天文部】
基本的に星を見ることが好きな人が大半だと思います。中にはプラネタリウムや星占いなどが好きな人もいますが、少数派だと言えます。
※宇宙や天文の研究者を目指す人は、入部している割合が少ないです。
宇宙開発や天文学に興味を持っている人は、工学部や理学部などに限定的な感じです。
宇宙開発に興味がある方は、天文部ではなく、宇宙関連の学生団体の方に所属しています。(筆者調べ)
6.天文部って意外と少ない?
【高校の天文部】
天文部が成立しているところは、市内に1つあって良いかぐらいなどでほとんどないと思います。自分で作っちゃうのも良いと思いますが、正直言って、部活動盛んな学校じゃないと成立しないと思います。(学校の先生の許可が降りない場合があるかも)
※大阪府や東京都などは人口も多いので、天文部の数も他道府県に比べて多いです。
【大学の天文部】
私立より国公立の方が多い印象です。理系の学部で有名な大学なら、あるところが多いです。
インカレ系もあると思うので興味がある方は他大学でも入部できます。案外そういった天文部では、他大学生の部員も多いです。
インカレの入部だと、内部生に比べて会う機会が少ないので、仲良くなるにはよく部活に顔を出しておくのがコツです。
写真引用:Pixabay